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私たちの国日本は、古くより見事な四季に彩られ、
またそれを感じ、表現する文化を大切にしてきました。
四季を意識しながら、その美しさを生活の中に取り入れている文化を持つ国は
ほかにはないのではないでしょうか。
和菓子の中で表現されている美には、菓子そのものが持つ季節感が
重要なポイントになっています。
旬の食材を使うことはもちろん、形や色、質感によって
日本の四季の美しい情景、音、光や温度を表現しています。
また和菓子には「その季節だけに作られる和菓子」と
「季節を表現する和菓子」があります。
「その季節だけに作られる和菓子」は花びら餅や草餅、桜餅、柏餅などです。
季節の到来を告げ、季節が過ぎると次の年まで登場することはありません。
「季節を表現する和菓子」は材料や味が一緒のものでも、形や色合い、
菓銘の響きで季節を表現するものです。
今でも和菓子店をのぞいてみると、季節を表現した和菓子が短い期間で移り変わり、その多彩さ、感受性の豊かさに驚かれるはずです。和菓子は何時の世にあっても季節を大切にしています。
安土桃山時代から日本の食文化の中で手のひらにのる美を表現してきた和菓子。
エコマコでは、wagashiとして“衣と食”共に日本の美の表現となった2つを結びつけ、
12か月分の季節の和菓子のプリント柄を日常生活で何気なく使っていただける雑貨小物にしました。
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